なぜか本気で私が全部作ってると思ってたらしい…。
なおもグチグチ言ってたようだが周囲の白い目に気づいたのか、お帰りになった。
その後私も鬼のような仕事量に忙サツされ、
帰る頃にはAくんのこともすっかり忘れていた。
ラストオーダーは22時で、その後もなんやかやあっていつも店を出るのは01時くらい。
彼氏Bと外に出たら、ちょっと行った広場の噴水にAくんが座っていた。
「おまえのせいで恥かいた!メシマズのくせにナマイキ!
なんだその男は!浮気か!ヤ/リ/マ/ン!!」
怒鳴るAくん。
AくんのことはもうBに話してあったから、しらーっと通りすぎる私たち。
「ちょっと待てやー!ヤ/リ/マ/ン!ヤ/リ/マ/ン!ヤ/リ/マ/ン!ヤ/リ/マ/ン!ヤ/リ/マ/ン!ヤ/リ/マ/ン!(エンドレス」
ヤ/リ/マ/ン連呼するAくんに、ブツっとBが切れた。
「オマエねえ、そんなしつっこい性格だからフラれるんだよ」
その言葉に、今度はAくんがブチっとキレた。
二人がとっくみあいに。
私では止められないので店に走って戻り、救援を呼んだ。
店長が警察に電話し、その他バイトくんや店員が止めに入ってくれた。
警察が駆けつけてくれて割って入り、騒ぎはおさまったが
なぜかBのかばんを抱えて話さないA。
警官に意気揚々と
「見てください、こいつ銃刀法違反です!」
とかばんを渡す・・・