友人達も多少回り道をした奴もいたが、
30も過ぎる頃には皆それなりの立場に落ち着き
それぞれの家庭を築いていった。
彼らとは今でもたまに会っては
お互いの近況を語り合っている。
更に時は過ぎ、
狩られていたオヤジ達と同年代になった頃、
俺が勤めている病院に手足の不自由な患者が
通院する様になった。
何度か診療して話を聞く内、
その患者がオヤジ狩りの被害で
今でも身体が不自由な事や、
怪我が原因で仕事もクビになり妻子とも離婚し
現在は障害年金と親の遺産を
細々と切り崩しながら生活をしているらしい・・・