その後着々と証拠集めをして、復讐の日を待った。
彼夫の出張を尾行し写真におさめ、彼夫とA子がホテルに入るところまで突き止めることもできた。
ケータイメールも保存し、ハ/メ/撮/り画像も見つけることができた。
画像添付のメールをそのまま保存しといた。
さて、復讐の日はいつにしようかと考えていたところ、タイミング良く彼夫が私の浮気を疑い始めた。
私は証拠集めや計画を立てるためにちょくちょく仕事を休んでいたため、ちょうど私が友達の家で写真整理をしていた日に、家に会社から電話があったらしい。
旅行(のふり)を終えて家に帰ると、彼夫はすでに帰っていました。
私「ただいまー。楽しかったぁ!はい、おみやげ、白い恋人ね。あと、これ、写真立て。それからまりも/っ/こ/りと、まりも。」
彼「…」
あら、もしやバレたかな?今日決着かぁ。おもしろくないなぁ。って思ってたら、
彼「おまえさ、鍵なくしたりした?」
私「え?家の?持ってるよー。どうしたの?」
彼「いや…なんか荒らされてる気がしてさ。」
私「でも鍵かかってたんでしょ?何もおかしくないよー」
彼「いや…でも…」
私「あ!私一回なくしたことあった!ほら、今の鍵はスペアだもん。引っ越してすぐくらいの頃。えーそしたらほんとに泥棒?でも何か取られた?けど警察には言わないとだめだよね。」
警察に電話しようとすると、
彼「いやいやいや!いいよ、何もおかしいところないしさ、警察も調べ損になるし」
プロに調べられて何か証拠が出てくるとまずいですか。
ともかく私を疑った様子もなく、一安心した。
彼「おまえ、だまって仕事休んで何してたんだよ?」
私「だまってっていうか、仕事休むのに許可もらわなきゃダメだっけ?」
彼「あたりまえだろ!一緒に住んでるんだし、何してるかわからないと心配だろ?まったく…陰で何してるんだか」
私「あたりまえ?そうだっけ?」
彼「俺だって出張でどこどこ行くとか全部報告してるだろ?いずれ結婚するんだらあたりまえだろ。」
結婚という言葉を聞いて、ちゃんちゃらおかしいわとニヤケてしまった。
私は彼夫を無視し、電話をいじり始めた。
彼「話聞いてんのかよ!バカにすんなよ!」
無視し続け、電話をかけるふりをした。
私「あ、もしもし、○○商社の○○と申しますが、○月○日に東京で彼夫さんと打ち合わせた件でお電話したのですが…」
私「え?その日彼夫さんは東京に出張してない?いえ、そんなはずは…」
私「有休で休んでいた?あ、そうですか、人違いかもしれません。失礼しました。」
彼夫を見ると唖然とした顔。