彼は私の携帯を奪い、
「このメールです!!」
と自信たっぷりに言った。
だけど、父ポカン。
彼の両親も、え?これ?な様子。
思ってたような反応が得られず、慌てて説明を始める彼。
「今日はありがとう。」はエ○チのことだ!
「初めての場所」はもちろん新しいホテル!
「おいしかったよ。」はやっぱりエ○チの話だ!
「いつでも話においで。力になるから。」
はスルーして頑張る彼。
私がここでやっと「呑んだだけ」と言うも、
彼「じゃあ証拠は!? 証明してみろよ!!」
証拠ならあんたのもあるよと思いつつ、私は電話した。
とすぐに、その場に突如とあらわれる私の上司。
午後から早退してわざわざ来てくれて、外で待ってたくれてた。
上司を見た途端に、あ!ってなった彼の父。上司が取引先だったようで。
気まずそうにする彼の父をスルーして、話しだす上司。
元々浮気だとかしてないから、上司の発言はぶれない揺らがない。
さすがに彼の両親も私の父も、上司の話ぶりに納得しだした。
彼の両親は「誤解は誤解、さっぱり水に流しましょう。もとは○○(私)さんの態度が原因だったんだし、彼も愛故よ」
ってスタンス。切り替え早い。
一人、デモデモダッテの彼。
そのうじうじさがうざくて、そこから私の反撃ターン。
私「愛故じゃなくて浮気してるが故の発想だったんだよね」