彼「違うんだってば!なんで話聞かないの!?意味わかんない!」
私「…なに?」
彼「まじ違うから!700%誤解だから!まじ付き合ってないから!」
私「あぁ、私とあんたがね」
彼「だから違うっつってんじゃん!なにそんな言い方する訳!?だからぁぁあ!」
私「なんなの?」
彼「あいつがまじしつこいんだって!胸無理矢理押し付けてくんの!俺まじで嫌だったんだって!据え膳食わなかったって!だからまじ誤解!」
私「じゃあ会社に相談する?逆セクハラで」
彼「……。なんでそう誰かを不幸にしなきゃいけない訳!?
皆幸せになりたいんだよ!?だから結婚して世界一幸せになろう!?な!?な!?」
必死さがきもい彼と、泣く彼の母と項垂れる彼の父と、怒ってる私の父。
冷めた目で彼家、特に彼ををみる残りの私、母、上司。
私がゆっくり「そうだね」と言うと、彼はニヤッとした。だからすかさず、
「世界一幸せになるために別れて、そのための資金頂くね」
と言ったらまた叫びだした。
彼「うの゛ぉぉおおん!俺はお前だけなのに!愛してるのに!お前は違うんだ!?
なんでそんな冷たいこと言うの!?まじでなんで!?俺好きでしょ!?」
彼の父「いい加減にしろ!」ドカッ!※注 ケリ。
まさにもうガクブルな彼。ほんっときもかった。体育座りでびくついてた。
上司「浮気する人って、どこかしら相手を見下してるんだよなぁ…。なんとかなると思ってる。君(彼)、地面にこぼれ落ちた砂糖をまたもう一度使えるか? 君は自分の手でばらまいたんだ」