嫁「今日はオムレツよ~」俺『あれ?オムライスじゃなかった?w』嫁「食べたかったんでしょう、まったくw」→翌日・・・・・

 

俺は高校出るのが精一杯で、俺の稼ぎで助けてやって弟は大学を出て、院まで進んだ。
で、学生時代の彼女と、就職したと思ったら出来婚しちまって、ぽんぽん3人も続けて作って、家事育児が大変だからとお袋と地元で同居してたんだが、ああもちろん仕送りはしてたぞ、それが、「お兄ちゃんも一人になって大変だから、二世帯住宅を建ててみんなで一緒に住もう」とか言い出して、信じられるか?設計図を広げやがった。

 

二階建ての車庫二台つきの設計図。
どこにそんな土地がと思うと、弟の勤め先の上司が売りに出している土地があると。
そこを買い上げる前提で、「たまたま○○(実家のある辺り)と、ここと中間で、お兄ちゃんと、まーくんの仕事とかにも支障がないし」

 

で、そこに、俺が、嫁の、保険金で、「家族」のために、家を建てるのが、長男としての努めである、と。

 

もうね、見慣れたおふくろや弟の顔が、化け物に見えたよ。
嫁の両親は、保険金とか渡そうとしたら、「それは受け取れないから」と、なんていっても受け取ってもらえなかったのに、家の親はまず「いくら出たの?」だったな。

 

そりゃあ、事故タヒなんだから、かけてた保険金も大きく出たし、あっちからだって小さくはない金額が保険会社から下りたよ?

 

うちの血縁者は、俺の連れ合いがタヒんで悲しむより、そろばんはじいていたのかと目の前が真っ暗になった。

 

確かに、親父にそっくりな俺よりか、お袋に似てて、要領のいい弟のほうがかわいがられていたのはわかってた。
でもあんまりじゃないか?

 

しかも、われに返って設計図を見たら、一階の4LDKは弟世帯で、広いリビング風呂場だって浴槽も大きくて、台所だって大きなものだ。
二階のあてがわれた俺とおふくろ用のスペースは2LDK、一部屋も6畳くらいのもので、台所もミニキッチ/ンとやらで小さいし、風呂場も一階の半分くらいしかない。
その分えらくバルコニーがとってあって、そこに洗濯物を干したり、日光浴できたりするらしいが、二世帯兼用なんだと。

 

声も出なかったが聞いてみた。
「で、弟はいくら出すんだ?」ってな。

 

引用:MOJOLICA MOJORCA
画像出典:photo AC

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