早くI美と別れたいけど、どうやって追い出したらいいんだろうか、とか
おばさんが来て、布団敷いてくれた。
A太に良く聞いたら、ほんとにクソビ〇チだったみたいで、俺も馬鹿だったけどわりと有名だったらしくて、とにかく早く別れたいけどとにかくアイツ行くとこないしな。
そんなのが、なんとなく俺の中ではどうしょもなく、わだかまってた。
そしたらA太が、実家あんだし、そこに返せばって言った。
そういや、I美の実家はド田舎で、帰っても仕事ないとか言ってたな。
でも、だからなんだよ。
自分で家も持たず、男に寄生して。
そうか。
そん時俺は気がついた。
あいつは寄生先と、自分の男は別けてんのか?
俺んちで暮らして、俺の財布アテにして、それでいて好きな男がいる。
そいつを俺の知らない間に家に入れて、俺に気がつかれないように、部屋とか掃除してたんかと思うと腹たってどーしょもなくて、むしろ情けなくて泣いた。
A太が、ちょっと冗談ぽく、
「じいちゃん、ウラメシヤーって出てやってよ」
って言った。
俺はそんとき、ほんとにI美って占いとか好きなのに超怖がりだから、ほんとそうして欲しいとか言ってた。
まあ、不謹慎だけど。
そしたらA太がむちゃくちゃ真顔になって
やるか?
って、言ってきた。
何を?俺は普通にA太を見た。
それで、A太の発案。
「お前、もう今のアパート引き払えよ」
俺「そのつもり、会社の寮入るよ。そしたらあのビ〇チも一緒に暮らせない」
その後、A太が続ける。
大地主のA太んち。じいちゃん、亡くなって相続が決まってる親父さんの土地、山みたいなのも全部じいちゃんのなんだけど
その山の反対側に、以前A太の叔母さん夫婦の為に起てた家があり
その周りに、平屋の借家を建ててた。
それが、私有地故に電灯が少ないとか、駅からバスで20分もかかるとか、色んな要素あって
叔母さんも今は住んでないし、借家にも誰もいない。
そこらの土地は、売買される予定だったけど、相続でまだ時間かかるし。
だからさ。
A太は、ウキウキして言った。
「クソビ〇チ撃退、お化け屋敷作戦」
え?なに?
そこから、A太巻き込んだ復讐が始まった。