俺、そのババアを家に招き入れた。
ババアは、I美の言うふろ場とかすごい見てたけど
俺は「2階に行きましょう」って誘った。
I美が、やめてやめてー!とか、叫んでてけどババアはすんなり2階に上がって来た。
それで、俺と占い師ババアは、2階に上がった。
そして、俺は言った。
「どうですか?ここ。実は、I美は怖がりなので言えませんでした。ここで昔首吊りジサツがあったようで」
と言ったら、占い師、あっつーまに下に転がるように降りてI美と何か話してた。
I美はデロデロに泣いてた。
そしてさっさと立ち去って行った。
I美、キチガイみたいに泣きながら、上、上って言うんだよ。
上で首吊りあったんだよ!!
って。
いや、それ俺が言ったんだ。
占い師から30万の念珠を買って、身に付けないと、その怨念に苦しむとか言われたらしい。
俺にはそんなカネないから。
って言ったら、私カードで買う!
だと。なんか、復讐の副産物。おもしれーな。
これで一気に事が運ぶ。
おれはA太に成り行きはなしたらA太、かなりびっくりして
「はやっ」
それで、翌日の日曜日。
ファイナルが決行されることに。
I美はもう、どうにもならないくらいだったから、その夜
I美は実家に帰るって話になった。
オレは男だし、どーにでもなる。とか言いながら荷物まとめてた。
明日早々荷物送ってとかなりながらも、I美は時々キャーキャー言って、何かほんとにヤバイかんじだった。
夜も上、上ヤバイ!
とか言って全然寝なかった。
そして、いよいよファイナル。
朝になって、俺たちは送る荷物をコンビニに持っていったりしてた。
あの占い師のババア、無料とか言ってたのに一万五千円、見料でいるの。
とか言われて切れた。
お前が払え!って言ったら、泣いてた。
でも、少しもかわいそうじゃなかった。
でもA太との約束で日暮れまでI美といないとならなかったから、オレは、まぁいいから、とか言いながら適当に時間潰してI美と家に戻った。
I美、かなり困惑しててかなり嫌がったが無理やり。
そして、あの家に入った途端、玄関から左廊下の先にある、風呂場の赤い電気が点いた。