私は実の親が他界し親戚に引き取られたものの食事さえ与えられず育児放棄されていた。
でも小学校低学年から中学校卒業まで近所の独身男性から食事を与えられお小遣まで貰ってた。
いつかセー的にお返ししなきゃいけないんだろうと思ってたけど何もされず、ずっと兄のような父親のような存在。
その人は自営業で要はイラストレーターで在宅仕事。
境遇の似た私に自分を重ねていたらしい。
私の人生最大の修羅場は、その人が近所で起こったサツ人事件の容疑者として捕まったこと。
結局は別な人間が犯人だった。
私は自分のことばかり考えて本当に一人になると思って怖かった。
再会したときは足に力が入らなかった。
私は高校には行かずにその人の家に押しかけ昼はバイトで働くようになった。
やっぱりセー的な関係には及ばず一緒に暮らして8年経った・・・