休日ということもあり、家族を連れての参加者もたくさんいて、幼い子供もたくさんいた。
男の前で、
「私、子供好きなんだ〜〜」
と言う豹変女。
しかし、私は豹変女が子供嫌いなのを知っている。
普段、豹変女の横暴ぶりにイライラしていた私は、これはチャンスと思い、子供たちに向かって、
「みんな〜○美(豹変女)お姉ちゃんが遊んでくれるってー」
と叫んだ。
子供たちは、一斉に豹変女に飛びついた。
表情が凍る豹変女 プッ
子供たちに振り回され、自慢の髪はバサバサになり、化粧は汗でハゲハゲ、ヒラヒラした服はズレまくりで半泣きになってる豹変女を女性たちは誰も救おうとしなかった
男性が見かねて、子供たちに注意をしようものなら、女性全員から、
「○美さんは子供が好きなの邪魔しちゃだめよ」
とか言って止められていた。
そう、豹変女のことを良く思ってなかったのは私だけではなかったのだ。
そして、その子供たちの豹変女への傍若無人ぶりは一時間弱続いた。
そして、お昼になり、バーベキューの準備にとりかかろうとした時に、女性社員が、
「○美さん、料理得意よね?今日のバーベキューの準備は私が全てするわって言ってくれてたよね」
と、言ったのを皮切りに、他の女性たちも、
「○美さんすごーい」、
「さすが○美さん」
と囃し立てた。