子供たちからようやく解放された豹変女は、男性の手前なので休む間もなく、料理にとりかかる。
といっても、野菜を切るだけだから○美でもできるだろうと思ってたら、できてない・・・
ピーマンは種も取らずに輪切り、ナスは半分に切っただけ、キャベツは包丁を突き刺したまま「抜けない〜〜」
とほざいている。
こんな人って本当にいるの??これは、男性に受ける為に作ったキャラだよね?と思っていたら、若手イケメンがビックリしたように、
「○美ちゃん、冗談だよね?この前作ってくれたお弁当は綺麗で美味しかったのに、どうして今日は、野菜を切ることもできてないの?調子悪いの?それとも、この前のお弁当は誰か他の人が作ったの?」
と言ったものだから、女性たちの目が光り、
「お弁当?何それ?○美さんは自分のお弁当すら作ってきたこと無いよね」
「本当は料理ができないんじゃないの?」
とか言って攻撃した。
すでに泣いている豹変女○美、以前から、男性たちも○美のことを薄々変だと感じていた人もいたらしいが、今日の事で確信に変わったようだ。
もう○美を救う者は誰もいない。
「あのーさっきのお弁当の話だけど」
と言ってきたのは、これまた若手男性社員・・・