彼女はうんうんとうなずいて泣きながら拾った人の背を撫でていた。
拾った人の実家に着いて彼女が抱きかかえて家に連れて行ったら、家人全員が出てきて抱き合って泣いたそうだ。
彼女は大反対を押し切って嫁いだので帰れないと思っていたそうだが、連絡がとれないで家族は心配していたそうだ。
お礼を言われてお金を渡されそうになり固辞をして、連絡先だけ交換して帰ってきた。
彼女(現妻)は、お姉さんが農家に嫁に行きいびられまくって心身壊して戻って来たので、ああいう人は放っておけなかったそうだ。
その後拾った人は弁護士を入れ無事離婚できたそうだ。
夜伽の話は仕事先でこの地区の最上のもてなしであると聞いた。
普通は未婚の娘を差し出すのだがそこは嫁を差し出すのだそうだ。
子供が出来たらどうするんだろうと思ったよ。
転勤でそこからは離れたが、そんな土地柄がいまだにあるらしい。
543: 名無しさん@HOME 2011/10/26(水) 15:43:14
>>541
壮絶だな。まぁ離婚できてよかった。
旅人を夜伽でもてなす風習はまぁあるところにはあったし、
血を濃くしないために(世界が狭いから)他所の血が入った子供が生まれるのは歓迎されたらしい。
でも今のご時世にそれは無いわな。
単に嫁は奴隷扱いってことで、子供は間引くか跡継ぎ子の奴隷にでもするんだろうか…。