「あんたが自分でAは半人前って言ったんじゃないか」
と言いだした。
「半分の価値しかない子だから、当然葬式の掛かりも半分で当然」
と、勝ち誇ったような顔。
シーンとなった中で、姑さんの言う事にゃ、Aさん達が小学生の頃、地域の役員を決める時にもめ、子ども一人につき一回の決まりを、伯母だけが踏み倒したらしい。
ある年姑さんが
「お宅は子ども2人もお世話になってるんだから、今年と来年やれ」
と言ったところ、伯母はやりたくないあまり、
「うちの子どもは半人前。2人でひとり分。だからどうしてもって言うなら一年分しかやらない」
と言ったんだって。
嘘だよね?と伯母を見ると、悔しそうに下向いてる。
「気に入らんかったら、私にやり返せばいい。娘になんでこんな。いじめようと思って、結婚許したんか」
と伯母が絞り出すような声で言うと、
「まさかあんたじゃあるまいし。自分の言うた事は責任持ちや。うちの財布でやる以上、文句は言わさんで。嫌なら自分で出しい」・・・