不思議と落ち着いてる自分におかしな気持ちになったけど、淡々と説明した。
母親は信じられない、何かの間違いではとか言っていたけど、現在風呂場で男とハダカで締め出してると伝えると両親揃って来ると言う事で慌てた様子で電話を切った。
俺と彼女の共通の友人にも連絡して現状の説明と合わせて根回しをしておいた。
中にはA子と同じ会社の子もいたので、そっちの方も期待してたところもあったかもしれない。
あらかた連絡も終わると俺の電話が鳴ったので出るとB子からだった。
近くまで来てるのでと言う事で分かりやすい位置まで教えて迎えに行く事にした。
その間に出られても困るので、シルバーラックの上にテーブルを乗せて出て行くことにした。
教えた場所まで行くとB子らしき女性がいたので声をかけると本人であるとの事で改めて挨拶。
そこで突然連絡をした事を謝罪した後に現状の説明を再度した。
道すがら話を聞くと、B子は間男の婚約者だと言う事、3ヵ月後には式も控えていたと言う事が分かった。
泣きそうな顔をしながらも冷静に勤めようとするB子を強い女性だなと関心してた。
463: 4 2009/08/25(火) 04:17:56 ID:sq+G4d6N0
家に到着すると外まで聞こえるんじゃないかと言うくらいにA子と間男が騒いでた。
A子「俺男!いるんでしょ!ここ開けて!話を聞いて!」
間男「おい!こんな事してタダで済むと思ってるのか!今なら許してやるから、ここ開けろ!」
熱でおかしくなってたかもしれんけど、何だかその光景が面白くて声を出して笑ってしまった。
A子「何笑ってるのよ!いい加減にして!誤解なの!」
間男「お前何笑ってんだ!早くここを開けろ!」
このままじゃ部屋までいけないなと思ってテーブルをどかして、先に俺がソファーを越えた後、B子の手を取ってソファーを乗り越えた。
その時、我慢できなくなったのか、B子が風呂場に向かって静かに、でも迫力のある声で話しかけた。
B子「間男。」
間男「B、B子!?何でお前がいるんだ?」
B子「俺男さんに連絡してもらってきたの。初めは信じられなかったけど、部屋に散らかった洋服とか見ると事実みたいね。」
間男「待って!違うんだ!誤解だ!」
B子「何が違うの?誤解って何?まさか他人の家で洋服脱いで女の人とお風呂に入る理由が他にあるの?」
それだけ言うとB子は部屋に戻ってきた。
風呂場ではまだまだ騒がしいが、放置しておく事にした。
468: 5 2009/08/25(火) 04:19:42 ID:sq+G4d6N0
B子「あの、差し支えなければ私と間男の両親も呼びたいのですが、構いませんか?」
俺「ああ、状況を知ってもらわないといけませんね、二人ともハダカのはずですけど、それでいいなら私は構いませんよ。」
今考えると、俺が二人のハダカが何だと言う必要もなかったと思う。
というよりも、B子の話では間男の家も近いような言い方だったのに驚いた。