私子…当時二十歳。飲み屋で学費を稼ぐ。
彼男…当時の彼氏。同じく二十歳。
見た目が市原隼人。中身お猿さん。
可愛子…彼氏と同じバイト先の子。
十八歳。あやまんの大きいムネの子に似てる。可愛い。
当時の私子は飲み屋で学費と家に入れるお金を稼ぎ、専門学校の課題をこなすのに必タヒで、彼氏なんかかまってられない!と何度も告白してきてくれてた彼男を断り続けていた。
何十回目かの告白で、
連絡取れないよ、私は飲み屋で働いてるんだよ、お客さんと連絡取るんだよ、ご飯も行くよ、専門の課題も忙しいから本当に構ってあげられないよ。それでも付き合いたいって思ってくれる?
と、もういっそドン引いて諦めてくれぐらいの勢いで自己中極まりないことを言った。
940: 恋人は名無しさん 2011/08/11(木) 02:11:11.47 ID:ItyOQSpQi
返ってきたのはそれでもいい。頑張ってるお前が好きだから。
付き合いました。
忙しいなりに、毎朝学校へ行く間、学校が終わってから飲み屋で働くまでのお客さんとのメールの合間、暇な時はとにかく連絡するよう心掛けました。
彼男もそれを、とても喜んでくれました。
三ヶ月後、付き合って初めてのほにゃららを致しました。
仕事や学校で精神的に荒んでて、幸せで、満たされてて、嬉しくて、泣きました。
941: 恋人は名無しさん 2011/08/11(木) 02:13:01.06 ID:ItyOQSpQi
ニコニコしながら私子の頭を撫でて、どうしたの?って。
幸せ過ぎて泣けてきたーって言った時のあの優しい顔。
シャワーを浴びに行った彼男の背中。
ベッド脇のプリクラ帳。
男友達と上半身ハダカでふざけてるプリクラ。
馬鹿だなぁ可愛いなぁと微笑む私子。
ページをめくる指先。
並んで写る可愛い女の子と彼男。
一昨日の日付。
付き合ってさんかげつ(はぁと)の文字。