単身赴任の俺『急だけど帰ってきた』嫁「悪いけど、ホテルにでも泊ってくれない?」俺『は?何で?』嫁「部屋が散らかってる。30分後ならいいよ」→30分後、家に入ると・・・

73: 61 2006/05/13(土) 11:31:59 0
30分きっかり経って、家に帰った。
家の中は、特に散らかった様子も無く整然としてたが、
なんだか違和感を感じた。
が、疲れてた俺は、とりあえずバスルームに向かった。
シャワーを浴びて出ようとした時にソレを発見した。
男性用T字カミソリだ。妻の毛剃り用とは明らかに違う。
電動シェーバーを使う俺には必要ないもの。
血液が逆流するような興奮を感じたが、
出来るだけ平静を努めて、ソレを手にしてバスルームを出た。
入れ替わりに元嫁がバスルームに入っていった。

 

74: 61 2006/05/13(土) 11:42:09 0
俺は、T字カミソリをしばらくぼんやりと眺めた後、
クローゼットや収納の捜索を始めた。
クローゼットの奥から俺が絶対身に着けない肌着を見つけ、
収納の中から俺がはかない靴下を見つけ、
キッチンのゴミ箱から俺が吸った事の無い煙草の吸殻を見つけた。
俺はそれらを机の上に並べ、バスルームから元嫁が出てくるのを待った。

 

 
76: 名無しさんといつまでも一緒 2006/05/13(土) 11:43:38 0

過去の話でもスゲーどきどきする

四円

 

77: 名無しさんといつまでも一緒 2006/05/13(土) 11:48:01 0
即行動に出たのか…何か悲しい結末になる予感。

 

79: 61 2006/05/13(土) 12:01:40 0
バスルームからのドライヤーの音が止まり、元妻が出てきた。
元妻は、机の上に並べられたモノを見て、驚愕し、
その口から出た言葉は怒りだった。
「なんで、そんな物を机に並べてるの!」
声は震えていたが、きわめて冷静に俺は言った。
「一つ一つ説明して貰おうと思って」
「まず、この吸殻は誰のだ?」
「友達が吸ってるのよ、それがどうしたの?」
「誰?俺の知ってる限りじゃいねーけど?」
「あなたの知らない会社の友達」
「まあ良いだろ。で、そいつは男なんだな」
「それがどうかしたの?来てたのは、別に彼一人じゃないし」
「ふーん、まあ良いや。じゃあ、この肌着と靴下は?」
「遅くなったから泊って貰ったのよ。」

 

コメントしてね

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

お名前 *

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください