嫁が疲れて帰ってきた。翌日、俺「朝だぞ」嫁『あぁ帰ります』俺「?」→後日早めに帰宅すると、俺「ただいまー…何だこのニオイ…」→なんと…

861: 850 2008/10/07(火) 20:29:40

続けてメールを見る。
[風呂?とりあえず電話して]
[携帯、何回もならしてんだけど。何してんの?]
文章の馴れ馴れしさと、男っぽい素っ気ない文字のみのメール。
「何これ」彼女に問うわけでもなく、ひとりごちる。
「違うの!」何かを否定する彼女。「何が?」似た言葉を繰り返す。
「だから……」言葉に窮し、顔を伏せる彼女。しばらくの沈黙。

外も薄暗くなり、携帯を片手にカーテンを閉めていると、彼女の携帯が鳴った。
例の女性名がサブ画面に表示されている。着信音は聞いた事の無い曲。
彼女を見ると、がくがくと震えている。電話に出てみた。
『もしもしぃ。やっと掛かったwなにしてたんだよ?』チャラい男の声。
『もしもーし!あれ?掛かってるよな?もしもし?』
無言で電話を切る。彼女を見ると、怯え切った目でこっちを見ている。
「今のが相手?」感情を押し殺した声に、ビクッとなる。
「今のが相手か?」繰り返し同じ言葉を投げかける。彼女は微かに頷く。
「呼べ」携帯を投げ渡し、電話をかけさせる。「俺がいる事は言うなよ」
マンガのように無言でコクコクと頷く。携帯を操作し、電話をかける。
呼び出し音が2回鳴るか鳴らないかで相手は出た。

862: 850 2008/10/07(火) 20:30:53

『もしもしぃ!なんで切るんだよ!』相手は何故か怒っている。
「ごめん、携帯の調子悪くて」オドオドと言い訳する彼女。
『あ、そうなの?それより、さっき大丈夫だった?』
「うん……大丈夫」『いきなり気ぃ失うから、マジビビったよ!』
「うん、ごめん。もう大丈夫」『それよか、おもちゃよかったっしょ?』
「うん……あのさ」『マジハンパなくイッてたもんな!』
「あのさ、今からウチ来れる?」『今からぁ?したりねーの?w』
「来れない?来て欲しいんだけど」『わーったよ!すぐ行くわ!』
「ありがとう…待ってるね」『はいよー!まっぱで待っとけよ!w』

相手の馬鹿男が無駄にデカイ声で、アホらしい会話を一部始終聞かされた。
沸々と沸き上がる怒りを彼女にぶつけたい衝動に駆られたが、なんとか我慢する。
「じゃあ、説明して」怒気をはらんだ声に彼女は怯え切っていた。

その馬鹿男は、友人の知人らしく、友人とランチに行ったら偶然あったらしい。
最初は三人で飯を食べたり、カラオケに行って俺に対する愚痴や相談をしていた。
ある日、パーティルームがあるホテルに誘われて三人で入ったが、
友人が親に電話で呼び出され、帰っていった後に【なんとなく】関係を持った。
それからは、ずるずると。部屋で何度かして、おもちゃは今日出してきた。
してる最中に気絶したみたいで、そのまま放置されたらしい。

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