高校二年、当時仲がよかった男子二人と賑やかな所に遊びにいってた。
お店の行列に並んでた時、後ろにいた大学生の塊のリーダーっぽい男に私は肩掴まれ無理矢理向き直された。
「音楽聴きながら歩いてんじゃねぇ(?)」と。
歩いてねーよ。
そのまま掴まれた首根っこゆらされた。
私は喉の風邪を引いててマスクをしており、ゆらされた反動で思いっきり咳込んだ。
げほげほ咳込む私、私の背をさする男子、近くの自販機で水を買ってくれた男子と私達は大学生を空気のようにガン無視。
当然ながら大学生お怒り、やがて水を口に含んだ私のムナ倉をひっつかむ。
周りの大学生はやれだやめてだと騒ぐ。
このあとはお分かりかと。
「ぶふー!!!」
私は口に含んだ水をそいつの顔にぶっかけた。
大学生、男子、周りが噴き出し、私は咳込んで苦しいながらもそれが面白く水を再度口に含んでは咳込み顔にぶっかける→口に水を含む→ぶっかける。を五回くらい繰り返した。
んで呆然としていたリーダーだがハッとして私の耳にはまるそれを抜き取った。
イヤフォンのように線が繋がっていなく、リーダーまたもや呆然。
私、ようやく落ち着いて一言。
「それ、補聴器ですよw」