元夫が浮気しているのに気付いたのは、夫のことも知っている友人から
「あんたのとこのダンナがホテルから出て来たかも…」
と連絡があったから。
探偵を雇って調べたら、確かに証拠がポロポロと出てきた。
残業だったり泊まりだと言った日は、ほとんどプリンの家かホテルに行っていることが発覚。
私は常々、浮気したら離婚と言っていたのだが、正直夫に未練があった。
だからそのプリンも、いわゆるセ*レかもと言う期待があった。
だからその浮気相手と別れてくれればと言う甘い考えもあった。
それにしても私とも割と頻繁に行為していたのに、他でもしていたのかと怖いような情けないような悔しいような気分で、その日の晩に真正面から夫を問い詰めた。
そうしたらあっさりと認め、それどころか
「ちょうど良かった」
発言。
そして結構くちゃくちゃになっていた緑の紙を出され、離婚してくれと直撃された。
夫の欄には既に署名と印鑑が押されている。
「おまえに子供が出来ないしー」
と上から目線の発言かまされた。
この時、私の頭の中はパニック。
いや待て、子供は自然に出来ればいいもので、計画立てて作るつもりはないって言ってなかったっけ?と聞いてみたら
「限度があるだろう?」
と哀れむように言われた。
限度も何も、当時はまだ結婚2年目。
限度って言われるほどの年月だとは思わない、大体、子供は夫婦2人で作るもの、片一方が悪いと言うことはないと理詰めで言っても
「もう決めたから」
とあっさり。
しかもトメにも報告済み。
おまえに子供が出来ないから親も離婚には賛成みたいだと笑って言われた(ウトは既に他界)。知らなかったのは私ばかり。
確かに義実家に行くたび、子供の話をされて鬱陶しかったし、正直トメとは懇意ではなかったが、2年で石女扱いされていたとは気付いていなかった。
プリンが私より5歳年下なのも大きな理由だったらしい。
一方的な離婚切り出しの後、1週間以内に荷物を片付けてくれと言い残し、夫はプリンのところに行った・・・