「なあ、本当に教わってくれよ。俺も一緒に教わるよ。一緒に頑張ろう」と諭してみたが、無視。
また悲しくて涙が出た。
それを見た嫁が
「なんでこの料理じゃ駄目なの!?普通のお味噌汁と同じじゃない!!」と、またガン切れ。
「どこが普通だ!!!」と泣きながら言うと、嫁も泣きながら
「普通じゃない、油揚げとかあぶらものだし、長ネギでしょ!」
(゚Д゚)ハア?
「これは セ ロ リ だ!!!」
「何言ってんのよ!!」
「お前が何言ってんだ!!」
会社でAにそれを話して、もう疲れたもう嫌だ、そんな言い逃れをする女じゃないと思うんだ、と愚痴った。
A「もしかして、根本的に食材の名前が分かってないんじゃない…?」
よく思い出してみると、嫁の作るものはいつも何かがおかしい。
味付けもおかしいんだが、ハッシュドビーフに豚肉、さばみそと言って出すものもサゴシ。
ちりめんじゃこの浮かんだ味噌汁もよく出てくる。
とりあえず同僚に「奥さんにはとりあえず保留と言うことで、申し訳ないと言っておいてくれ」と伝えてその日から一緒にスーパーに通った。
無理矢理連行した。
案の定、肉類は何の区別もついていない。
牛豚鶏の区別がついていない。
肉は「肉」というひとくくり。
魚は丸のままだと何の区別もついていない。
切り身になると赤身白身の区別はついていた。
煮干とちりめんじゃこは同じもの、干物類は「ちょっと大きな煮干」(だしが取れる)という認識。
アジの開きのぶつ切りが入っただしなし味噌汁の理由が分かった。
わかめと昆布の区別も同様。わかめが大量に入っている鍋物や味噌汁の理由が分かった。
酷かったのが野菜・・・