初めに間男の家にかけたのか、落ち着いて話をしていたB子だったけど、次にかけた自分の両親であろう電話には涙ながらに事情を説明してた。
傍で聞いてる俺ですら聞き取れないので、電話を代わる事にした。
俺「もしもし、お電話代わりました、俺男と申します。」
B母「え、あ、はい。B子の母でございます。」
俺「B子さんが話せる状態ではなさそうなので、私が代わりに説明させていただきます。B子さんのお父様はご在宅ですか?」
B母「えぇ、家におります。それで、どういった事なのでしょう?」
俺「簡潔に申し上げれば、私の家で私の彼女とB子さんの婚約者の間男さんが一緒にお風呂に入っておりました。」
B母「え?誰と?」
俺「私の彼女のA子です。洋服が部屋に散らばってますので、二人ともハダカであると思われます。現在、二人は風呂場に隔離しておりまして、A子両親を私の家に呼んでいるところとなっています。」
B母「そんな・・・」
俺「B子さんと間男さんはご婚約されていたと言う事ですので、出来ればご足労ですが、私の自宅までお越しいただければと思ってご連絡差し上げました。」
471: 6 2009/08/25(火) 04:24:31 ID:sq+G4d6N0
そこまで言うと自宅の住所を教えて、近くまで来ればB子が迎えにいくと伝えて電話を切った。
そこまで連絡して自分の両親に電話してないのに気がついたので、自分の両親にも連絡をした。
気取って話す必要もないので、簡単に状況の説明をして、これから狭い俺の家で鮨詰めになって話し合いになると伝えた。
俺の家は基本的には放任なので、落ち着いたらまた連絡しろと言われて電話を切った。
ただし、親父が敬語になってたので、相当怒っていると言う事は容易に想像できた。
少しすると、A子両親、間男両親、B子両親から連絡が来たので、二人で迎えに行った。
もちろんテーブルは設置した。
アパートに着くなり、風呂場の前の惨状を見た3組の両親絶句。
とりあえずテーブルをどかして、何とか通れる隙間を作ると部屋まで案内する。
やはり心配なのか、A子両親と間男両親が扉に向かって声をかけた。
その頃には風呂場も静かになっていたのだけど、まさか両親まで来てるとは思ってなかったらしく、「ひ!」と言う声も聞こえた。
475: 7 2009/08/25(火) 04:29:41 ID:sq+G4d6N0
両親を部屋まで案内した後、録音しなきゃと思って、パソコンをつけてマイクからPCに録音する事にした。
そこまで準備が出来たところで、風呂場のバリケード開放。
ゆっくりと扉を開けると座り込んで泣いてるA子と呆然とした間男がいた。もちろん二人ともハダカだった。
二人に肌着とタオルを渡して部屋まで来るように伝えるとモソモソと動いて部屋まで歩き始める。
そこで初めに動いたのが間男父。
部屋に戻ろうと後ろを向いた瞬間、物凄い勢いで横を抜けて鈍い音と共に振り返ると間男が崩れ落ちてた。
吹き飛ぶとかそんなではなく、文字通り崩れ落ちた。
その様子を見てA子は「ひぃ!」と小さく悲鳴を上げて固まっていたが、A子両親の声で恐る恐るという感じで部屋に入る。
間男父は間男の髪を掴んで引き摺って部屋までつれてきた。